REEFER MADNESS

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2026/04/25 16:16

訳あって今日はノーパンだ。いわゆるコマンドースタイル。


通ってるジムには温泉とサウナがついている。仕事前に運動して、そのままシャワーを浴びて出勤するのがルーティンだ。


今日もいい汗をかいて、服を脱ぎ、換えのパンツとシャワーセットを持って脱衣所へ向かう。顔見知りのおじいちゃんに軽く挨拶をし、背中を向けたその時——


「かわいいおしりがチャーシューみたいになってるじゃん!」


顔だけ振り向き、恥じらいを込めて  

「おしりに火傷しちゃって…」


「おしりなんて珍しい場所に火傷したな」


この火傷は2ヶ月前、サウナでぶっ倒れて救急車で運ばれたあの日に刻まれたものだ。泥酔状態で入ったサウナ。アルコールの影響で血管が開き、体は熱を逃がそうとする。そこに脱水が重なり血圧は低下、脳に血が回らなくなってそのまま倒れる。さらに、血管が開いたままの皮膚に熱がこもり、後から全身に水ぶくれ——


…とまあ、説明すれば長くなる。


「色々ありまして…」とだけ答えた。


おじいちゃんはすべてを察したような顔でニヤニヤしている。


シャワーを浴びながら思う。  

“おしりに火傷して『色々ありまして…』”は、どう考えても怪しい。


なぜか、SMクラブでロウを垂らされながら「ぶ…豚と呼んで下さい!」と叫びながらムチで叩かれている自分を想像してしまった。


そんな想像とは裏腹に、シャワーでさっぱりしたハシシは脱衣所に戻り、体を丁寧に拭いた。


そしてパンツを履こうと手を伸ばす。


——ない。


たしかにここに置いたはずのパンツがない。


棚を探し、周りを見渡す。それでも見つからない。


一体どういうことだ。


……まさか。


誰かが間違えて履いていったのだろうか…?


……


訳あって今日はノーパンだ。  

いわゆるコマンドースタイル。